2月3日は節分! 謎の多い恵方巻のルーツと「丸ごと食べる」理由

食卓豆知識

節分といえば、恵方巻をイメージする人が多いでしょう。今回は、「恵方巻」の由来や具材の意味などを紹介します。あなたはご家庭で、どんな節分を過ごしていますか? 最近では、スーパーなどでも恵方巻が販売されているので、ぜひご家族で節分を楽しんでくださいね!

◆関連記事◆
節分で余った大豆を大量消費『炊飯器に入れるだけの大豆ご飯』

恵方巻きの語源は?

そもそも「恵方」とは、陰陽道で決められた縁起が良いとされる方角のことです。恵方には、「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神様がいて、神様のほうを向いて太巻きを食べます。でも、古くから恵方巻と呼ばれていたわけではないようです。

もともとは、「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようなのです。では、いつから恵方巻きと呼ばれるようになったのか……? 諸説あるようですが、全国的に恵方巻という名前が普及したのは、1990年代に某コンビニチェーンが全国販売を始めてからだそうです。そのとき、商品名に「恵方巻き」という商品名をつけました。伝統的な文化だと思っていたものが、コンビニのビジネス戦略によって普及したとことに、違和感を覚える人もいるかもしれませんね。

恵方巻のルーツは……謎?

恵方巻きという言葉が広まったのはわりと最近ですが、節分に太巻きを食べるという文化は古くからあったようです。恵方巻きのルーツには謎が多く、諸説あるので断定はできませんが、次のような説があります。

■江戸時代末期、大阪・船場の商人が商売繁盛の祈願をする風習から。
■豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が、太巻きを食べて出陣して勝利したことにあやかって。
■磐裂根裂神社(栃木県)の節分祭で振る舞われる「夢福巻き寿司」が始まり。
■1800年代大阪近郊、節分の日に老若男女が集まったとき、太巻きを切り分ける手間を省こうと丸々食べていた。
■花街にいる商人や芸子たちが、節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈りながら食べた。

このように、恵方巻きの発祥はハッキリと分かっていないのです。

黙って食べる理由。丸かじりする意味は?

恵方巻きといえば、「食べ終わるまで喋ってはダメ」というルールが定番。その風習にもきちんと意味がありますので、これから恵方巻きを食べるときに思い出していただけたらと思います。

なぜ「喋ったらダメ」なのか、それは、喋ってしまうと福が逃げてしまうからといわれています。また、切らずに一本丸ごと食べることで、縁を切らないという願いも込められています。途中でやめることなく食べきることで、幸福や商売繁盛の運気もまるごと頂くのだそう。

だから、恵方巻は恵方を向いて、無言で願い事を思い浮かべながら食べるのがポイントなのです。もし、途中で喋ってしまったり食べるのをやめてしまったりすると、縁が切れる、福が口から逃げていくといわれています。せっかくなら、丸ごと食べきって運気アップを狙いたいですね。

具材は何を入れたらいいの?

恵方巻きの具材に、特に決まりはありません。ですが、一般的には七福神にちなんで7種類の具材を使います。それらを巻き寿司にすることで、商売繁盛や無病息災などの福を巻き込んでいくのです。

一般的に使用される具材は、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、ウナギ、桜デンプン、高野豆腐などです。太巻きを鬼の金棒に見立てて、食べることで鬼退治する。青鬼(キュウリ)、赤鬼(桜デンプン)を食べて鬼退治する。などの説もあります。

とはいっても、この7種類以外の具材を入れても問題ないので、好きな具を組み合わせて楽しく美味しく召し上がって問題ありません。最近では、お寿司屋さんに限らず、スーパーやデパートなどでも恵方巻きが販売されています。それぞれ個性があるので、つくるのが手間の方はお気に入りを見つけて購入するのもいいでしょう。

願いを込めて恵方巻を食べよう

インターネットをみると、恵方巻は、コンビニや寿司屋さんが展開しているビジネスに過ぎない。諸説ある謎の多い行事なので、取り入れていない。というご家庭もいらっしゃるようですが、それでも食文化のひとつであることは否定できないでしょう。

それに、家族で願いを込めながら食事時間を過ごすなんて、日常よくあることでありません。節分を機会に、家族で巻き寿司をつくるのも楽しそうです。ぜひ、ご家庭のスタイルで恵方巻を取り入れてみてはいかがでしょうか?

◆「節分」の記事をもっと読む>>

注目レシピ


準備中

準備中

準備中

◆ほかのレシピを探す>>

書籍情報

南條 祐弥

332 views

薬膳コーディネーター、食生活アドバイザー。 食や健康に関する知識を活かし、フリーランスライターとしてWebサイトから書籍まで多岐に渡る媒体で執筆に励む。企画...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。