母乳育児サポート系ハーブティーに含まれるハーブを徹底調査

食材コラム

「できるだけ母乳で育てたい」と思うママは多いと思います。そんなときに役立つのが、母乳の分泌をサポートするハーブティーです。最近では、母乳育児のためにハーブティーを飲むという選択肢がメジャーになりつつあります。

でも、ハーブティーの中に何が含まれているのか? 使用されているハーブの効能は? 知らない人は多いでしょう。もしかしたら、望まない効能をもっているハーブが含まれているかもしれません。今回は、母乳育児サポート系ハーブティーに含まれるハーブの効能を紹介します。

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1)市販の母乳育児サポート系ハーブティーには何が入っている?

まずは、下図をご覧ください。これは、母乳育児サポート系ハーブティーとして販売されている4つの製品の原材料名をまとめたものです。

A フェンネル、フェヌグリーク、たんぽぽ、レモンバーベナ、ネトル、クリーバーズ、レモングラス、ジンジャー
B フェンネル、カモミール、ルイボス、ネトル、ローズヒップ、ラズベリーリーフ
C ラズベリー、ローズヒップ、ネトル、ダンデリオンルート
D たんぽぽ

原材料は、使用した重量の割合の高い順に記載されています。これらの情報をもとに、上位に記載されているハーブ「フェンネル」「フェヌグリーク」「カモミール」「ルイボス」「ネトル」「ラズベリーリーフ」「ローズヒップ」「たんぽぽ」について説明します。

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それぞれ違う効果効能。ハーブを上手に活用しよう

フェンネル

フェンネルには催乳効果があるとされています。血液の循環を良くすることで母乳の分泌をサポート。また、胃腸の状態は母乳の出を左右するといわれています。フェンネルは消化酵素の分泌を促し、胃腸を元気に。母乳育児サポート系ハーブティーによくブレンドされるハーブです。

フェヌグリーク

血糖やコレステロールを下げる効果が期待できます。たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富。性ホルモンを活性させるジオスゲニンという成分により、ホルモンのバランスが整います。栄養補給だけでなく催乳の効果もあるとされています。
※子宮刺激作用や鎮痙作用があるとされるため、妊娠中はおすすめしません。

カモミール

香りがリラックス効果をもたらすので、毎日頑張るお母さんにはピッタリです。出産後の疲れを癒す効果があるとされています。抗炎症作用があるため、おっぱいの荒れをケアする効果も期待できます。
※子宮を収縮させる作用があるがるため、妊娠初期はおすすめしません。

ルイボス

ルイボスティーは、赤ちゃんに必要なマグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富。母乳の質を良くすることに繋がります。ノンカフェインで妊婦さんにも人気です。

ネトル

母乳は血液から作られます。ネトルは、造血作用のあるクロロフィルや鉄分を含み、母乳分泌の役に立ちます。母乳の栄養や量もサポートするほか、出産前後の体調を整えてくれます。貧血対策にもなりますよ。
※妊娠中の使用に関しては、賛否両論。ご自身でご確認ください。

ラズベリーリーフ

「安産のハーブ」と呼ばれています。子宮の緊張を和らげて出産を楽に。母乳の出をよくする作用もあり、妊娠後期から出産直後におすすめのハーブです。
※子宮周りの筋肉を調整する作用があるため、妊娠初期はおすすめしません。

ローズヒップ

「ビタミンの爆弾」と呼ばれるくらいビタミンが豊富なハーブ。ビタミンCやビタミンEなどもたっぷり。肌の調子を整える、疲労回復にもパワーを発揮してくれます。

ダンデライオン(たんぽぽの根)

漢方としても使われているたんぽぽ。母乳量のコントロールをサポートしてくれます。不妊・生理痛・母乳量調整など、女性のお悩みに幅広く対応。腎臓の働きを助けてむくみ改善。排出機能を高めて巡りを良くします。

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妊娠中の禁忌に注意!

ハーブティーの多くはノンカフェインなので、妊娠中から愛飲している人も多いです。しかし、妊婦や授乳婦が摂取すると母体や胎児、母乳に悪影響を与える可能性のあるものもあります。

妊娠中の使用は控えたほうが好ましいハーブには「妊娠中はおすすめしません。」と記載していますのでご注意ください。また、出産後でも過剰摂取に気をつけてハーブティーを役立ててくださいね。

※イギリスやアメリカ、ドイツなど研究機関によって、ハーブの使用法に対する見解は異なります。ご自身で確認し納得したうえでお飲みください。

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効果の有無は個人差あり。過度な期待は禁物です

ハーブにはさまざまな効能があります。そのすべてがメリットとは限りません。もしかしたら、自分が望まない効能をもつハーブがブレンドされているかも……。心配な場合は、専門家に相談したり、購入するときにパッケージなどをよく確認したりすること。何も調べずに、得体の知れないものを口にするのは危険です。自分のため、赤ちゃんのためにも「流行っているから」「母乳が増えるらしい」という口コミだけで選ばないようにしましょう。

また、ハーブの効能を体感する程度には、個人差があります。過度な期待はストレスに繋がりますので、自分の体と相談しながら続けるか検討することです。飲みすぎにも要注意。とくにアイスティーで飲む場合は、身体を冷やさないようにお気をつけくださいね。

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南條 祐弥

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薬膳コーディネーター、食生活アドバイザー。 食や健康に関する知識を活かし、フリーランスライターとしてWebサイトから書籍まで多岐に渡る媒体で執筆に励む。企画...

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